W219 CLS350ハンドル切った時の異音の修理

修理

こんばんは。今日はベンツCLS350の修理のお話です。先日、ハンドルを切った時にギーギー異音がするという事で入庫しました。入庫時から明らかな異音が出ており、一見するとブレーキパッドのような音かなと思っていました。

タイヤを外して点検するもブレーキパッドは問題ありませんでした。リフトアップして、足廻りのガタやブッシュの切れなどを確認しましたが、目視では問題ないようでした。しかも、リフトアップすると音が出なくなりました。その為、覗き込みながら異音を確認するもなかなか音の発生源がわかりませんでした。

こんな時は、ネットで同様の症状がないかと検索すると、出てきました。ロアアームのボールジョイントから異音が出るようです。早速部品を手配して交換作業に移りました。

CLS350

ロアアームは比較的簡単に外れました。問題はこのボールジョイントです。当店には専用工具がなく、どうやって外すか考えます。

スナップオン エアーハンマー

こんな時はこれです。スナップオンのエアーハンマーで、下から叩いてやると何とか外れました。外れたボールジョイントを手で押さえながら動かすと、キュッキュッと音が出ます。ここに間違いなさそうです。

ボールジョイント圧入

今度はボールジョイントを圧入していくんですが、先ほども言ったように専用工具は持ち合わせていないので、どうしたもんかと考えます。上から叩いたらどうか?うーん、全く入りません。ナックル取り外してプレスで圧入しようとしましたが、ナックルの形状がプレスに上手くセット出来ませんでした。もはや、八方塞がり状態で、ネットで専用工具を注文しました。15分後、電話が鳴り、先ほどご注文いただいた商品は、一足先に売れてしまい、次回入荷未定です。こんな事があるんですね。もう目の前真っ暗でした。

手持ちの道具で何とかするしかない。必死に考えた末、万力で締め込んでいくも、なかなか上手くいかず、心折れそうになった時に何とかはまってくれました。

CLS350 ボールジョイント圧入

専用工具がなくとも何とか圧入する事が出来ました。全ての部品を組み付け後、テスト走行すると完全に異音が解消されました。ハンドルを切った時、段差を超えた時に異音が出ていましたが、全く鳴らなくなりました。

今回もまた一つ良い経験が出来ました。

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