ここ数日、うだるような暑さで、外気温は40℃。表に置いてある車の車内はサウナのような暑さで、この時期は車で出掛けるのも億劫になってしまいます。こうも暑いとエアコンの効きにも不満を感じるようになってきます。
今回は、外気温40℃の炎天下にしばらく放置してあった代車のエスティマに乗ったところ、エアコンがなかなか効かず、やっと効くようになるまで30分くらい掛かってしまいました。皆さんもこんな経験ないでしょうか?
当店では、スナップオンのカーエアコンサービスステーションを導入していますので、まずはエアコンメンテナンスを施工していきます。
エアコンメンテナンス施工前に、施工前の状態をチェックしていきます。30分走行後の吹き出し口温度は17℃です。もう少し冷えて欲しいところですが、外気温38℃からマイナス21℃という事で、まずまずといったところでしょうか?
続いて、エアコンメンテナンス施工後の吹き出し口温度をご覧下さい。
施工前から比べると吹き出し口温度は、更に2℃下がって15℃まで下がりました。通常はここで作業完了ですが、今回はウルトのクールショットの添加実験を行います。
添加剤の入った注射器と、低圧側サービスバルブに接続するアタッチメントが付属されています。
使用方法は至って簡単で、エンジンを掛けた状態で低圧側のサービスバルブから注射器で注入するだけです。
クールショットの効果を、メーカーホームページより抜粋すると、
①オイルフォウリング現象を解消して、冷却能力を30%から40%増加させる。
②コンプレッサーの潤滑作用を最大54%増加させる。
③冷風温度を最大5℃下げる。
④冷却ラインの熱交換率を最大73%改善
効果をまとめると、配管内の汚れをきれいにして、冷却ラインの熱交換率を改善し、更に、コンプレッサー潤滑作用を増加させることで、冷却温度を最大で5℃低下させるという効果があるようです。
モノは試しに効果を確認していきます。
クールショット施行後は、更に4℃下がって吹き出し口温度11℃まで下がりました。今回は、検証ということで、段階的に施工を行いましたので、わかりやすい結果となり良かったです。クールショットだけでも効果が出ることが分かりましたが、当店としては、やはりエアコンメンテナンスをして万全の状態で施行する事をお勧めします。エアコンシステムにも安心ですし、効果をより体感できると思います。