JZS171 クラウン走行中エンスト修理

自動車

お疲れ様です。今日はクラウンのエンジン不調の入庫がありました。お客様からの聞き取りによると、走行中に一時停止する際にブレーキを踏んで減速したらエンジンストール。その後はセルを回してもエンジンが掛からないようでした。しかし、しばらく放置後、セルを回してアクセルを踏んでやると、エンジンが掛かったそうです。その後もアクセルを煽ってやるとアイドリングも安定し、調子が良くなったところで、当店に入庫しました。

症状が改善された状況で、故障診断するのは難しいので、お客様の聞き取りの状況と、考えられる可能性を説明した上で、燃料ポンプの交換をさせて頂き、試運転後、問題のない事を確認して納車させて頂きました。

納車後、帰りにお客様が20分ほど乗ったところ、アイドリング出来ずエンストが頻発するようになってしまいました。しまいには、エンジンチェックランプも点灯し、車両を動かす事も難しくなってしまいました。あまりの調子の悪さに一旦スロットルボディの清掃をしてみるも、エンストしなくなったのですが、調子は最悪。診断機を繋いで故障コードを見てみました。

JZS171

VVT制御のコードが入っています。修理書を確認すると、カムシャフトのオイルコントロールバルブの点検とありました。ネットで情報を集めると、オイルコントロールバルブの不良が多いようで、アイドリング不調や、エンストも出るそうです。早速部品を注文し作業に取り掛かります。

ボルト1本外すだけで、楽に交換できます。交換後、試運転をしましたが、調子がすこぶる良くなりました。

今回の故障ですが、症状が出るのが暖気時で、かなりの症状が出るのですが、時間を置くと症状が出なくなってしまいました。当初はチェックランプも点灯しなかった為、判断が難しい事案でした。お客様からの聞き取りではガス欠のような症状で、エンスト後の復帰も出来なかった事から、燃料系の以上と判断して、部品交換に移りました。その後、症状は改善されず、今回のオイルコントロールバルブ交換で完全に改善されました。

故障箇所の断定は難しいものもありますので、同様の症状はよくあるようです。アイドリング不調、エンストなどの症状があり、冷間時に調子が悪くない場合、オイルコントロールバルブも可能性の一つに入れておいてください。

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