タントLA600S ブレーキキャリパーオーバーホール

自動車

おはようございます。本日は、タントのブレーキキャリパーオーバーホールのお話です。先日、お客様が、ブレーキを踏むと異音がすると言う事で、リフトアップして、タイヤを外したところ、ブレーキパッドが減っていた為、ブレーキパッド交換でお預かりしました。

ブレーキパッドが到着して、交換作業に掛かり、ピストンを戻す時に、かなりの抵抗がありました。途中で引っ掛かりを感じるくらいです。

これは、オーバーホールが必要と判断しお客様に早速連絡をして作業に取り掛かる事にしました。オーバーホールキットが到着後、ピストンを外してみるとびっくり。

これはサビによって傷が入ったのでしょうか?こんな状態であればキャリパー側もひどい傷だと思うのですが、キャリパー側は、ペーパーで磨けばOKな程度でした。もちろんピストンの再使用は不可の為、新品のピストンを注文してブレーキ周りのリフレッシュを行いました。

新品部品と比べるとダメージの深刻さがよく分かると思います。

ここまで、ピストンが固着していると、キャリパーから抜き取るのが大変なので、今回も苦労しましたが、やはり圧縮エアーで抜くのが簡単です。エアーガンで吹き付けるのですが、ここで大切なのは、隙間なくエアーを吹き付ける事です。

今回はエアーガンの先端に、テーパー状のゴムを取り付けて吹き付けると一瞬で取れました。圧縮エアーを吹くときはピストンの所には必ず手など入れないでください。大怪我します。

今回、お客様が早めに異常に気付いた為、事なきを得ましたが、ブレーキ周りの異常は大事故にも繋がります。これで安心して乗って頂けるかと思います。

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