ジムニーのエンジン始動不良修理

修理

こんにちは。本日はジムニーJB23Wのエンジン始動不良の修理です。先日、ジムニーにお乗りのお客様から走行中に、エンジンが止まり、その後再始動できないとの連絡があり、レッカーで入庫して頂きました。今回は自動車保険のレッカーサービスを利用して入庫して頂いた為、150kmを超える移動にも関わらず、無料で運ぶ事が出来ました。自動車保険を選ぶ時は、是非ロードサービスの違いも含めてご検討下さい。

故障の状況から予想すると、燃料系統の異常、燃料ポンプの故障かと考えていました。実際にセルモーターを回しても一切掛かる気配がありません。燃料タンクを軽く叩いてみても変化なし。エンジンルームを覗いてみると、何と。

ベルトが切れて、クランク角センサーの配線が切れてコネクターごとどこかに飛んでしまっていました。これではエンジンが掛かる訳もありません。

これが取り外したクランク角センサーです。ここに刺さっている配線が飛んでしまっています。部品を調べるとリペアハーネスが出ないようで、エンジンワイヤーハーネス交換で5万円オーバーとの事です。何とか配線のみ注文できないか色々と頭を働かせます。

①中古のワイヤーハーネスで対応する

②中古のクランク角センサーに切り取った配線付きのコネクターがないか探してみる

③諦めて新品のワイヤーハーネスを注文する

④諦めずにコネクター単品で探してみる

実は今回の車両は下取り車両で、新車納車前日に入庫してきました。時間はあるが、予算はない為、④の諦めずにコネクター単品で探すことにしました。SNSで聞いてみたり、色んな情報を探してみました。代車のスズキの車両を片っ端から探ってみると、エブリイのクランク角センサーと同じことが判明。JB23は、K6Aだけど、DA17VのR06Aと一緒とは思いませんでした。しかし、JB 64のR06Aとは違うんです。不思議なものですが良い勉強になります。

画像はエブリイのコネクターです。これでバッチリ形状は分かりました。ネットの配線コムのサイトで1,000件以上ある中から、地道に1個ずつ探していくと、歓喜の瞬間です。

見つけました。これに間違いない。この瞬間長時間に渡るリサーチが報われました。コネクターと端子で数百円で修理出来そうです。早速注文。

お見事、リペアハーネスの完成です。調べに調べてどこにもなかった情報ですが、何とか見つけ出す事が出来ました。時間が掛かることなので、なかなか大変でしたが、この瞬間が最も嬉しいひと時です。

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